App Store Connectでアプリを提出するとき、サポートURLには「アプリの紹介ページ」ではなく、ユーザーが困ったときに連絡できるページを指定します。見栄えのよい企業サイトを新しく作る必要はありません。
大切なのは、どのアプリの窓口か分かり、問い合わせ方法が実際に使えることです。
Appleが求めていること
AppleのApp Review Guidelines 1.5では、アプリとサポートURLに、ユーザーが質問やサポートのために連絡できる簡単な手段を含めるよう求めています。
App Store Connectの項目定義でも、サポートURLは必須項目であり、ユーザーがアプリの問題、フィードバック、機能要望について連絡できる情報へつながるURLとされています。
サポートページが存在するだけでは足りません。問い合わせフォームやメールなど、ユーザーが実際に連絡できる入口まで確認してください。
提出前に確認したい状態
- アプリ名が書かれていて、どのアプリの窓口か分かる
- 問い合わせフォームやメールなどの連絡手段がある
- ログインや招待なしでページを開ける
- スマートフォンで連絡先を見つけて操作できる
- URL、フォーム、メールリンクが提出時点で機能している
Appleも審査前の案内で、アプリ内のリンクが機能することと、最新の連絡先を持つユーザーサポートへのリンクを確認事項に挙げています。「準備中」のページやリンク切れは避けてください。
用意する方法を比較する
静的なサポートページを作る
GitHub Pagesなどに、アプリ名、簡単な説明、問い合わせ先を載せます。URLと内容を自分で管理でき、費用を抑えやすい方法です。
一方、HTMLだけでは問い合わせの保存や対応状況の管理まで行えません。メールアドレスを公開するか、別のフォームサービスを組み合わせる必要があります。
Googleフォームを使う
すぐに連絡手段を用意できます。リリース直後で問い合わせ件数が少ないなら、現実的な選択肢です。
ただし、アプリ名やFAQを含むサポートページとしての構成、端末情報の受け取り、対応状況の管理は別に考える必要があります。運用面の違いはGoogleフォームを使うときの3つの問題で整理しています。
アプリ向けの問い合わせサービスを使う
アプリごとの公開URLと問い合わせフォームを発行するサービスを使う方法です。自分でページと受付処理を別々に作らずに済みます。
選ぶときは、公開URLを継続して使えるか、問い合わせデータを取り出せるか、サービスを解約した後の導線をどうするかも確認してください。
サポートURLを設定する場所
サポートURLは、App Store Connectのプラットフォーム別バージョン情報にある項目です。Marketing URLとは別で、Support URLは必須です。
入力欄の場所や名称はApp Store Connectの更新で変わる可能性があります。提出時は、対象バージョンの情報画面とAppleの最新ヘルプを合わせて確認してください。
公開後も使う窓口として考える
サポートURLは審査のためだけの入力欄ではありません。公開後は、ユーザーがストアからサポートを探す入口になります。
問い合わせが届いたあとに、端末やOS、アプリのバージョンを毎回聞き返すと対応が長引きます。フォームを用意するときに、必要な環境情報をアプリ側から渡せるか、返信履歴を残せるかまで考えておくと運用しやすくなります。
同じ提出画面では、プライバシーポリシーURLの入力も求められます。準備方法はApp StoreのプライバシーポリシーURLに必要な内容と設定方法で解説しています。
IndieFormなら提出用URLをそのまま運用に使える
IndieFormでは、App Store、Google Play、WebサイトのいずれかのURLを入力すると、アプリ名や概要を反映した問い合わせフォームの下書きを作れます。発行されたアプリ専用の公開URLをSupport URLに設定すれば、提出用ページを用意する作業と、公開後の問い合わせ受付を分けずに始められます。
環境情報を付けたURLの運用方法や、届いた問い合わせの管理方法はGoogleフォームを使うときの3つの問題で具体的に説明しています。
すでに静的ページとメールで無理なく対応できているなら、急いで移行する必要はありません。環境情報の聞き返しや未返信管理に手間が出てきた段階で、Support URLの切り替えを検討できます。